二月 節分祭

将門伝説にちなみ、十二本の矢を射る

February

2月の節分の日、南宮大社の広庭で、裏に「鬼」と書かれた直径160センチの大的に、神職が12本の矢を射かけ、魔除けと五穀豊穣を祈る行事です。これは、大的神事とも呼ばれています。

将門伝説

天慶2(939)年、平将門の乱のとき。将門の怨霊の首が火を吹いて京の方角へ飛んだところ、その首を南宮大社の隼人社のご祭神・隼人神(火須勢理命)が、矢竹で射落としたという伝説にちなんだ祭事です。隼人社の前には、今も矢竹が生えています。
また、将門の首が落ちた場所で、その霊を祀ったのが御首神社(大垣市)の始まりとされ、神社の近くには矢道町の地名が残っています。
大的神事で放たれた矢や大的の周りの星に福があるとされ、神事が終わると皆様が競い合って矢や星を取りに行きます。

当日は、高舞殿から豆まきも行われます。四方から豆をまき、皆様にお配りします。